2014年9月21日日曜日

海を見に

夏の終わりの海が見たいと思っていたこの頃、

仕事の予定もなくお天気も体調もおおむね良好、

この日をのがしてはと思い切って海を見に出掛けました。

さあ、どこの海へいこうか…

家から一番行きやすいのは江の島だけど、

ここはあえて観音崎へ行ってみることにしました。

観音崎は子供たちが小さいころドライブでよく出かけた場所。

調べてみると、当時は芝生と林の自然公園だったところに、

横須賀美術館が建っているようです。

海が見える美術館なんて、これはもう行くしかない!


どうせ行くならテーマを持って行きたい…

と思いついたのが、ユーミン(松任谷由美)の歌詞の世界を辿る旅。

ユーミンの「よそゆき顔で」という曲の中に、観音崎が出てくるのです。

さあ、身軽ないでたちで出発! がぜん、楽しみになってきたぞー (^○^)

ヒョウ柄スニーカーで、今日は歩くよ~

京急の馬堀海岸駅に着いたのはちょうどお昼頃。

もちろんiPodではユーミンの「よそゆき顔で」を聴きながら、

左手に海を見て歩きます。

美しく整備された海岸線

間もなくガソリンスタンドが見えました。

ここが、歌詞の中の砂埃の舞う道のわきにある、

「小さなガソリンスタンド」だと思われます。

決して小さくはない気もするが…

潮の匂いをいっぱい吸いながらどんどん歩いて行くと、

歩道橋がありました。

歌詞の中の主人公が立った「観音崎の歩道橋」だといわれるところです。



主人公はこの歩道橋の上から元カレの車である

「ドアのへこんだ白いセリカが下をくぐってゆかないか」

ずっと眺めていたのでしょうね…

歩道橋の上から道路を見ると…こんな感じ

いろいろ思いをめぐらせながらゆっくり歩いていたので、

美術館に着いたのは午後1時ごろになっていました。

横須賀美術館

たくさん歩いてちょうどおなかもすいてきた頃。

美術館正面に海の見えるイタリアンレストラン「アクアマーレ」がありました。

お腹の減りをぐっとこらえて、

常設展のみの観覧料310円を支払いまずは館内へ。

一通り展示を見学して、らせん階段で2階から屋上へ。

屋上からはもちろん海が見えます。

パースペクティブなアングルから海を望む

曲線でデザインされた屋上広場

「恋人の聖地」というスポットも

そして、別棟の谷内六郎館へ。

申し訳ないのですが、「谷内六郎」さんって存じ上げないのです…

入ってみて、「あ~」って納得しました(笑)

週刊新潮の表紙絵がずらっーと展示されていたものですから!

谷内六郎さんって、おなじみの週刊新潮の表紙絵を描いていた方だったんですね。


懐かしさにほっこりしたところで、さあ、遅いランチにしよう (^○^)

レストラン・アクアマーレ店内は平日のためか込み合っている様子もなく、

窓側の海の見えるお席に案内されました。

ランチセットとHPで気になっていたデザートを、

海を見ながらゆっくりいただきました。

季節の野菜が新鮮でおいしい♪

鶏肉と秋茄子のトマトソースパスタ&サラダ

ポール・セザンヌ風焼きリンゴと自家製バニラアイス

お店のスタッフの方は皆さん笑顔で接客してくださり、

気持ちのいい時間を過ごすことができました。


美術館を出ると、本日のメインベントであるボードウォークへ。

正面道路を渡ってすぐ向かい側の観音崎京急ホテルをぐるりと囲むように、

海岸沿いにボードウォークが設置されています。

一人で一日時間が空いた時には、是非ともここに泊まりに来よう!

ボードウォーク

観音崎京急ホテル 

ここの海岸線は浜辺ではなく岩場になっているので、

海の匂いというより磯の香りに包まれる感じです。

この日は曇り空ではありましたが遠く対岸の房総半島も見え、

浦賀水道をたくさんの船が行き来するのをボーッと眺めていると、

ずっとこうしていたい気持ちに駆られます。





ホントはまだまだ海を眺めていたかったけど、

我が家には愛犬がお腹を空かせて待っているので、

後ろ髪引かれる思いで帰りのバス停に向かいました。

最寄駅に着いたのは午後5時。

日帰りでちょうど良いお出掛けです。

家についても磯の香りが体を離れない余韻…

リフレッシュできた満足の一日。

これはもう、リピートしてしまいそう (^^)v




そゆき顔で 
作詞・作曲 松任谷由美


砂埃の舞う道のわきに
小さなガソリンスタンドがある
松の林と曇った海に
最後の風を喫いに来た

私は明日から変わるんだから
悪ぶってた思い出は捨てる
結婚なんてまだしたくない
けれど今日まで流されて

よそゆき顔ですれちがったら
いやなやつだとおこってもいい
よそゆき顔ですれちがったら
すきなだけ笑って

砂埃の舞うこんな日だから
観音崎の歩道橋に立つ
ドアのへこんだ白いセリカが
下をくぐってゆかないか

いく人かのカップルで昔
追い越したり抜かれたり走った
今の相手はかたい仕事と
静かな夢を持った人

よそゆき顔ですれちがうなら
二度と会えない方がいいのね
よそゆき顔ですれちがうなら
それまでだった恋






                  ~~~~~~~~~~...**...**...**...**...**...**...**...~~~~~~~~~~










*きまぐれDJふぅの今日の1曲*


松任谷由実  「よそゆき顔で」

















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