2014年2月12日水曜日

「愛の唄」よ、心に響け

みっくんの舞台「愛の唄を歌おう」が終わってから、

もう随分時が経ったような気がしてしまいます。

今になってやっと振り返ることができるようになりました。


チケットが届いてから、ずっと楽しみにしていた東京公演観劇の日。

その日をあんなどん底の気持ちで迎えるなんて、思ってもみませんでした。

とてもミュージカルを観にいけるような精神状態ではなかったのですが、

せっかくとった一枚だけのチケット、無駄にするわけにはいかない…

渋谷の雑踏に紛れて今にも消えてしまいそうな心を抱いて、

向かった先のシアターオーブ。

当日の席は2階席だったのでそのまま2階へ上がると、

素敵なシアターバーを発見。

開演まで時間に余裕があったので、

小さな立食用カウンターテーブルでゆったりコーヒーを飲みながら、

高層の窓越しに渋谷の空を眺めていると、

次第に非日常の空気に包まれていくのを感じました。


席は2階席最前列中央寄り。

舞台には遠いけど全体が見渡せるし思ったよりいいかも、

などと思いながら幕が上がるのを待ちます。

いざ舞台が始まると、槇原さんの楽曲の歌詞が染みる染みる…

弱り切っている心にはそれだけで十分すぎる刺激、

初っ端から涙、涙、です。

回りを見ても、こんな自分みたいな人いないだろうなーとか、

何だか一人取り残されたような感覚。

こういう時って、自分以外の人は皆幸せそうに映ったりするものですよね…

でもお芝居が進むにつれ、

みっくんの歌声や一挙手一投足を目耳に焼き付けようと、

気付くと全神経を集中させていました。

そしてフィナーレでキャストが全員白い衣装で歌い踊る場面になると、

自分が雲の上にでもいるような、

何とも心地よいふわっとした感覚に陥りました。

このミュージカルを観て感じたことはたくさんありますが、

文字にすると陳腐になってしまいそうなので、

心の中に大切に留めておきたいと思います。

この時の自分の心境も含めて…


帰りの電車の中で現実に引き戻されつつ家に帰ると、

「あれー、おかーさんどこ行ってたの?」という娘に、

「うん、母、現実逃避してきた!」と、

出かける前より少し元気になれた自分がいました。


                     …☆ありがとう☆…











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